重ね合わせの定理

重ね合わせの定理とは、電気回路の各部に流れる電流が、個別の理想電源による電流分布を重ね合わせた結果になることを示した定理である。

特に交流電源と直流電源が共存している電気回路の計算のときに威力を発揮する。

 

 

1.重ね合わせの定理のイーメジ図

女の子は、色の重ね合わせでできている。

 

上のイラストはアドビストックでライセインス購入したものに編集を加えたものです。

 

 

2.重ね合わせの定理による電流計算の手順

下図の電気回路の電流I[A]を求めたい。

 

① 100[V]の電源で回路に流れる電流を計算する。

 

 

② 80[V]の電源で回路に流れる電流を計算する。

 

 

③ ①と②の電流を重ね合わせる。

①は電流I[A]と同方向なので(+)
②は電流I[A]と逆方向なので(-)

 

 

関連事項ピックアップ