コンデンサの電荷分布と蓄えられる電荷の関係
コンデンサの直列接続および並列接続における電荷分布と蓄えられる電荷(電荷量)の関係について知っておこう。
特に直列接続の場合の電荷量の関係が直感に反するので、意識して覚えるようにしよう。
参考記事:静電気に関するクーロンの法則
1.直列接続における電荷分布と蓄えられる電荷の関係
コンデンサは誘電体を極板で挟んだものであり、電荷は正電荷(+)と負電荷(-)が対になって極板上に分布している。
コンデンサの電荷は、誘電体で隔てられた極板上の電荷(+)と負電荷(-)が対になって蓄えられている。
コンデンサを直列接続した場合は、各コンデンサに蓄えられる電荷はそれぞれ等しく、全体で蓄えられる電荷とも等しくなっている。
2.並列接続における電荷分布と蓄えられる電荷の関係
コンデンサは誘電体を極板で挟んだものであり、電荷は正電荷(+)と負電荷(-)が対になって極板上に分布している。
コンデンサの電荷は、極板上の電荷(+)と負電荷(-)が対になって蓄えられている。
コンデンサを並列接続した場合は、各コンデンサに蓄えられる電荷は等しくならない。(静電容量が同じ場合を除く)
全体で蓄えられる電荷は、各コンデンサが蓄えている電荷の和になる。