平成27年度法規問12の問題と解答

 

 

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平成27年度法規問12の解答ポイント

  1. 周囲温度や管内の電線数により、電線に流すことができる電流(許容電流)を補正する理由を下記2~5の項目を読んで理解しておくこと。
  2. 電線には抵抗が存在するので、電流を流すと発熱し、絶縁物の温度が上昇する。
  3. 絶縁物の温度が高いほど絶縁劣化は進行する。
  4. 電線の周囲温度が高いほど、絶縁物の熱を放出しにくくなる。
  5. 管内の電線数が多いほど、管内の温度は上昇する。
  6. よって、周囲温度や管内の電線数により、電線に流すことができる電流(許容電流)を補正しなければならない。
  7. 本問は、第2種電工合格者にとっては簡単な問題である。関連問題は、第2種電気工事試験で多く出題されており、第2種電工を受験したことが無い方は、下記リンク先の内容を読んで理解を深めること。
  8. 第2種電気工事試験過去問題から
    H27上期問8では、需要率で定格電流を補正したり、H26上期問8では、負荷に電動機が含まれる場合の定格電流と許容電流の関係について問われている。電験3種でも出題される可能性があるのでよく確認しておくこと。
    H27下期問8
    H27上期問7
    H25下期問9
  9. 負荷に電動機が含まれる場合の定格電流と許容電流の関係は、計算問題ポイント集「電気設備技術基準」を参照のこと。