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令和元年度機械問13の解答ポイント

  1. 問題に与えられている条件を吟味すると、抵抗R1[Ω]とR2[Ω]及びインダクタンスL[H]の値を求められないことに気が付く。
  2. 本問は、周波数伝達関数G(jω)の式から正答を探り当てる必要がある。
  3. 伝達関数G(s)とは、対象に入出力される信号の伝達要素を示したものである。

  4. 周波数伝達関数G(jω)とは「正弦波交流の信号」に着目した伝達関数のことである。
    (s)→(jω)としているのは信号が正弦波であることを明確に示すためのものである。

  5. RL直列回路の時定数の公式
    $${τ\, =}\frac{L}{R}\quad[s]$$
    $$\begin{eqnarray}{τ} &:& 時定数[s]\\\\{R} &:& 抵抗[Ω]\\\\{L} &:& インダクタンス[H]\end{eqnarray}$$

  6. 時定数とは、過渡現象により電気回路の電圧や電流の値が、最低値0%から最大値100%に変化している場合は、電気回路の電圧や電流の値が63.2%になるまでに要する時間をいう。
  7. 過渡現象とは、ある定常状態から別の定常状態に至るまでに起きる現象を言う。
    定常状態に至るまでの不安定な状態が過渡状態である。
  8. 参考記事:時定数の公式を暗記しよう!