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令和元年度法規問12の解答ポイント
- 進相コンデンサ設備の三相コンデンサに直列リアクトルを取付けるのは「高調波電流」と「突入電流」を抑制するためである。
- 前述の目的を達するための「直列リアクトル容量の適正値」は「三相コンデンサ容量」の6%程度である。
- 進相コンデンサ設備の三相コンデンサの結線方式
設置場所 採用結線方式 優先順位 低圧 Δ結線 コンデンサの容量>コンデンサの耐圧 高圧 Y結線 コンデンサの耐圧>コンデンサの容量 - 本問の進相コンデンサ設備は高圧で使用するので、三相コンデンサの結線は「Y結線」である。
- 前述1~4の概要がつかめれば、後は三相交流回路の力率改善に関する計算問題になる。
- 三角関数の公式①
$${tanθ=}\frac{sinθ}{cosθ}$$
- 三角関数の公式②
$${cos^2θ+sin^2θ=1}$$
- 下記の三角関数の数値関係は、cos2θ+sin2θ=1の公式を適用しなくても即座に書き出せるようにしておく必要がある。
$${cosθ=0.8}\quad{↔}\quad{sinθ=0.6}$$
$${cosθ=0.6}\quad{↔}\quad{sinθ=0.8}$$
$${cosθ=1}\quad{↔}\quad{sinθ=0}$$
- 関連過去問題:平成26年度法規問13