平成30年度電力問16の問題と解答
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平成30年度電力問16の解答ポイント
- 本問は「交流回路」であるが、直流回路のような計算手順で正答を得ることができる。
- 交流回路なのに直流回路のように計算できるのは、本問の単相3線式低圧配電線路の各部の電圧と電流のベクトルが同一の直線上に記述できるからである。
下図のベクトルの電圧と電流は「実数軸上」に記述できることを示した例である。
これらのベクトルは、平行移動すれば実数軸上にぴったりと重なる。
このような状況になるのは、単相3線式低圧配電線路の負荷の力率が「1」であること及び、線路インピーダンスが「抵抗」のときである。
- 本問の電圧VAB[V]および電流I[A]を求める計算は、キルヒホッフの第2法則を適用すると間違いが起こりやすい。
- 本解答は、下図の電気回路の電圧Vab[V]を求める手順を利用する。
- 参考記事:等式変形
- 参考「計算問題ポイント集:電力系統」