平成27年度電力問16の問題と解答

 

 

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平成27年度電力問16の解答ポイント

  1. 線路電圧降下とは、電源側から負荷に電力を供給するまでに、電圧の値がどれだけ降下したかを線間電圧で表したものである。
    線路インピーダンス降下ではないことに注意すること。
  2. 三相回路の電圧降下の近似式は(1)式が基本であり、公式として絶対に暗記しておかなければならない。(2)式は、本問の出題意図を考慮した近似式ではあるが、有用な式であるので余力があれば暗記しておくことが望ましい。
  3. 負荷の末端から、電源側に向かって電圧降下の計算を進める。
  4. 遅れ力率という文言から、無効電力は遅相無効電力であると判断できなければならない。
    有効電力-j無効電力
  5. 進み力率でれば、無効電力は進相無効電力であると判断できなければならない。
    有効電力+j無効電力
  6. 本問は電圧降下の問題であるが、電力用コンデンサによる力率改善の問題では、4、5の判断が大切になってくる。